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イベント詳細

多様な場所から生まれる、豊かな暮らし

設計担当のStudio PRANA林 美樹です。

 

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先週、みかんハウスで「常盤平おたがいさま食堂」というイベントを開催しました。 “まち食”をやっている「阿佐ヶ谷もちより食堂」主催の、みんなで一緒に、ワイワイご飯を作って食べる、そういう楽しい企画です。

 

この日中心になって動いてくれたのは、みかんハウスの企画運営を担当するN9.5の齊藤さんと高田さん。そして「おたがいさま食堂」の常連さんたちと、常盤平で子育て支援をしている女性や入居検討中のご家族など、大人13名、こども3名でテーブルを囲みました。

 

初めて会う人も、一緒にキッチンに立ち、一緒に食べると、あっという間にうちとけるものですね。

片付けも、みんなで手分けするとあっという間。何て楽なんでしょう。

 

コレクティブハウスでは、コモンミールといって食事を供にすることを大切にしていますが、みかんハウスは居住者達だけでなく、こういったイベントを通して地域の皆さんと共に「食」も楽しみたいと考えているのです。

 

ここで、みかんハウスの特徴である2つのコモンルームについて、もう少し詳しくお話します。

 

 

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パブリックコモンルームは、柑橘系の常緑樹が植えられた前庭から入ることが出来ます。大きなガラス戸を開いて、デッキとつなげて使うこともできますし、シェアオフィスやカフェ、ちょっとした「教室」にも使えます。

それに対して、プライベートコモンルームは、居住者が日常的に落ち着いて使えるようにと中庭に面しています。庭作りはこれからですが、こちらの中庭に面したデッキもゆったりしているので、テラスチェアおいてもよし、ハンモックを下げるなど活用方法はいろいろ考えられます。

 

 

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そして、なんとも圧巻なのは、この二つのコモンルームはつなげて使うことができると言うこと。

二つのキッチンの間を天板で塞ぐと、なんと全長5mの大きなカウンターキッチンが現れます。

さて、これをどう使うか、それは居住者の皆さんのアイディア次第。
料理好きなら、腕が鳴ること間違いありません。

 

賃貸住宅に住む場合、ファミリーであっても、ひとりであっても基本的には暮らしの場の基本はそれぞれの住戸。小さなアパートですと水回りも狭くて使いにくいことが多いですね。

それに対して、シェアハウスは、水回りなどを共有し、完全にプライベートなのは個室(寝室)ということがほとんどです。比較的ゆったりした、戸建住宅並のキッチンやお風呂があり、それ以外にも庭やベランダなど、共有ではあるけれども暮らしの場所がより広がるところも魅力のひとつだと思います。

 

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さて、みかんハウスでは?
みかんハウスは多世代、多様な人たちが共に暮らせることを念頭に置いてプランを練りました。そのため、共有のゆったりしたキッチンやリビング、浴室などがあるにもかかわらず、さらに個室に洗面やトイレ、お風呂などがある部屋もあります。

つまり、より“個人の場所を重視したシェアハウス”であるといえるのではないでしょうか。
それぞれの個室も比較的ゆったりしていますし、共有部にもゆとりがあります。それによって、同じ屋根の下に暮らす人たちの関係もすこしばかり距離が保てるはずです。

たとえば、広いコモンでは、あっちのテーブルで本を読んでいる人が居て、ペレットストーブの前で話し込んでいる人いる、というように、好きなことをしていても干渉されないような、そんな距離感があると言ったらお分かりになるでしょうか?

 

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それぞれの個室にバリエーションがあることに加え、中庭、2階のベランダ、その上の星を見るデッキ、2階の天井の高いホールなども、みかんハウスだからこそ楽しめるゆとりのスペースです。

桧板貼りのお風呂、朝日が眩しい板張りの洗面、白いモザイクタイルのミニキッチンなども、機能以上に、日々の暮らしをより楽しくしてくれることでしょう。

 

さあ、みかんハウスであなたのお気に入りの場所を見つけてください。

 

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毎週末、オープンハウスを開催しています。

お気軽に、お訪ねください。